September 08,2022 STORY

買って、着て、捨ててもエコな素材「ハイラクト®」

オシャレをあきらめずに、日常の生活をそのままに
全く意識せずにエコを実現できる、そんな未来を実現させたい

 
ハイラクト®に込めた思いを伝えるべく開始したJOURNAL第一弾は、生分解性(Biodegradable)について少しお話させていただきたいと思います。

生分解性ってなんだろう

“買って、着て、捨ててもエコな素材「ハイラクト®」”と私たちが自負する理由は、PLA(ポリ乳酸)の持つ「生分解性」という特徴にあります。
 
WWDのホームページによると、生分解性(Biodegradable)とは「土中や水中の微生物の働きによって最終的に分子レベルまで分解し、最終的には無機物(水と二酸化炭素)となり自然界へ循環してゆく性質のこと。」をいいます。
 
生分解性を有する繊維の代表例としては、シルクやコットン、リネンなどの天然繊維、リヨセル、テンセルなどのセルロース繊維、そして私たちが取り扱うPLA(ポリ乳酸)などの合成繊維などがあります。

ポリエステルからPLA(ポリ乳酸)へ

現在、世界の繊維生産量の6割を占めていて、私たちが着ている大抵の洋服に使われているのは「ポリエステル繊維」。
ポリエステルは、丈夫で長持ちしますが、生分解性を持っていないので、捨てる際に埋め立てたり、自然環境に流れ出てしまった場合は何百年も分解することはないと言われているのです。
 

けれど、ポリエステルは耐久性や速乾性に優れ、シワになりにくいなどの天然繊維には出せない風合いがあります。そして、何より価格が安く、オシャレをするには欠かせない素材なのです。
 
PLA(ポリ乳酸)は、ポリエステルのように合成繊維としての特徴を持ちながら、生分解性も有するハイブリッドな繊維といえます。さらに、原料がトウモロコシなどの生物由来の資源であるため、石油などの化石燃料で作られるものよりも、製造や廃棄の過程で排出されるCO2の排出量を少なく抑えることができるのです。

こちらはPLA(ポリ乳酸)100%のTシャツを堆肥環境で分解させたときの様子です。PLA(ポリ乳酸)は、一定の条件下であればわずか1週間でこれだけ粉々になります。
 
いかがでしたか?
少し難しいお話になってしまったかもしれませんが、今後もハイラクト®の世界観などをわかりやすく伝えていける場所にしていきたいと思っています!